生命保険(全71問中3問目)

No.3

一般社団法人生命保険協会が作成した「2022年版 生命保険の動向」に基づき、保険マーケット等の最近の動向に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。
  1. 2021年度末の個人保険の保有契約件数は2020年度末よりも増加したが、保有契約高は、死亡保障を抑えて医療保障を充実させる近年の傾向などを反映して2020年度末よりも減少した。
  2. 新型コロナウイルス感染症の患者の増加等があり、2021年度の入院給付金の支払件数・支払金額は、いずれも2020年度よりも増加した。
  3. 2021年度の生命保険会社の登録営業職員数は2020年度よりも減少したが、2021年度の法人代理店数および個人代理店数は2020年度よりも増加した。
2023年9月試験 問9
  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 0(なし)

正解 2

問題難易度
肢124.6%
肢252.9%
肢319.8%
肢42.7%

解説

  1. 適切。保有契約件数は5年連続で増加していますが、保有契約高は減少しているのがトレンドです。死亡保障だけではなく介護医療保障も重要という近年の考え方の変化により、医療保険の分野が伸びています。このため、保険契約1件当たりの契約高(保険会社が保障する金額の合計)は減少傾向にあります。
  2. 適切。2021年度の入院給付金の支払額・支払件数は、2020年度と比較して10%程度増加しています。手術給付金関係は前年と変わらないので、新型コロナウイルスによる入院増加の影響と考えられます。
  3. 不適切。法人代理店・個人代理店ともに、店舗数は少しずつ減少しているので間違った説明です。また、近年微増傾向だった登録営業職員数ですが、2021年度は7年ぶりに減少しています。
したがって適切なものは「2つ」です。

参考URL:2022年版 生命保険の動向
https://www.seiho.or.jp/data/statistics/trend/pdf/all_2022.pdf