保険制度全般(全37問中35問目)

No.35

各種共済に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2015年1月試験 問15
  1. JA共済は、農業に従事していない会社員や個人事業主であっても、出資金を支払い、准組合員になって利用することができる。
  2. JA共済の建物更生共済は、火災、台風、地震等の自然災害による損害を保障し、保障期間満了時には満期共済金を受け取ることができる。
  3. 全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)が実施する「こくみん共済」の総合タイプは、年齢や性別に関係なく、月々の掛金が一律である。
  4. 全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)が実施する「ねんきん共済」は、契約年金額24万円を1口として加入し、年金の種類は確定年金(10年)に限られる。

正解 4

問題難易度
肢12.8%
肢220.5%
肢313.4%
肢463.3%

解説

  1. 適切。JA共済は、農家組合員以外の方でも利用することができます。
    組合員には「正組合員(農家組合員)」と「准組合員」の2種類あり、農家組合員以外の方の利用に際しては「准組合員」になる方法と「員外利用(組合員にならずに利用)」する方法があります。
  2. 適切。JA共済の建物更生共済は、建物や動産が、火災等や、台風・地震等の自然災害により受けた損害の補償を行うとともに、損害を受けた際に生じる各種の費用や、被共済者様やその家族の方が亡くなられたり負傷されたりした場合の補償も組み込まれています。また、共済期間の満了時には満期共済金を受取ることができます。
  3. 適切。全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)が実施する「こくみん共済」の総合保障タイプは、日帰り入院から死亡・重度障がいまで幅広くリスクに備える手頃な総合保障で年齢や性別に関係なく、月々の掛金が一律です。
    2019年6月1日、全労済は略称を「全労済」のままですが、愛称を「こくみん共済 coop」としました。
  4. [不適切]。全労災が実施する「ねんきん共済」は、契約年金額は24万円(2口)以上で、5年・10年・15年の確定年金プランと終身年金プランを選択することができます。
したがって不適切な記述は[4]です。