1級ファイナンシャルプランニング技能士検定 過去問題を徹底解説
5月22日(日)は2022年5月試験の開催日です。

最新情報

 

2月27日1/23実施の2022年1月試験の問題と解答をアップしました。

【2021年】

10月27日9/12実施の2021年9月試験の問題と解答をアップしました。

8月26日2019年5月試験[応用編]の解説が完成しました。

8月24日2019年9月試験[応用編]の解説が完成しました。

8月5日利用規約の改定を行いました。

8月3日2021年5月試験[応用編]の解説が完成しました。

5月24日5/23実施の2021年5月試験の問題と解答をアップしました。

5月15日応用編3期分(2021年1月2020年9月2020年1月)の解説が完成しました。

4月22日一問一答クイズを大幅にパワーアップさせました。

1月25日1/24実施の2021年1月試験の問題と解答をアップしました。

【2020年】

11月12日「一問一答クイズ」をベータ版から正式版にバージョンアップしました。

10月4日「FP検定9月試験での法令改正点一覧」の情報を法令・制度改正情報のページに移しました。

9月19日9/13実施の2020年9月試験の問題と解答をアップしました。

5月27日2019年1月試験の解説が完成しました。

5月13日2020年1月試験の解説が完成しました。

4月7日2019年5月試験の解説が完成しました。

3月27日2019年9月試験の解説が完成しました。

1月27日1/26実施の2020年1月試験の問題と解答をアップしました。

12月30日新しくファイナンシャルプランナー1級の解説サイトを公開しました。後発組ではありますが、今後、解説やシステムを充実させFP1級対策の決定版と呼ばれるWebサイトに育てていきたいと思っています。

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FP1級 過去問題にチャレンジ

生命保険の契約者保護に係る規制等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2015年9月試験 問9 [リスク管理]
  1. 生命保険契約者保護機構の補償の対象となる生命保険契約は、運用実績連動型保険契約の特定特別勘定に係る部分を除いた国内における元受保険契約で、高予定利率契約を除き、保険会社破綻時の保険金・年金等の額の90%までが補償される。
  2. 国内で事業を行う少額短期保険業者は、保険業法の規制の対象となるが、生命保険契約者保護機構の会員ではないため、その補償の対象とならない。
  3. ソルベンシー・マージン比率は、保険会社が、通常の予測を超えて発生するリスクに対し、どの程度の保険金等の支払余力を有しているかを示す指標であり、この値が200%を下回った場合には、金融庁による業務改善命令などの早期是正措置の対象となる。
  4. EV(エンベディッド・バリュー)は、保険会社の企業価値・業績を評価する指標であり、貸借対照表などから計算される修正純資産と保有契約に基づき計算される保有契約価値を合計して算出される。
  1. [不適切]。生命保険契約者保護機構による補償の対象となる生命保険契約は、運用実績連動型保険契約の特定特別勘定に係る部分を除いた国内における元受保険契約で、保険会社破綻時の責任準備金等の90%まで補償されます。ただし、高予定利率契約は除きます。
  2. 適切。少額短期保険業者には、保険業法の規制が適用されるものの保険契約者保護機構制度の対象となっていないため、破綻した場合でも機構による補償の対象とはなりません(保険業法265条の2)。
  3. 適切。ソルベンシー・マージン比率は、保険会社の健全性を示す指標として保険業法に規定され、行政上ではこの数値が200%以上であれば経営の健全性が確保されていると判断されます。逆に200%を下回った場合は、金融庁による早期是正措置がとられることになっています。
  4. 適切。EV(エンベディッド・バリュー)は、保険会社の企業価値を表す指標のひとつです。EVは、貸借対照表の純資産の金額をもとに計算される「修正純資産」と保有契約から生じる将来の利益をもとに計算される「保有契約価値」を合計して算出されます。
したがって不適切な記述は[1]です。
🥋過去問道場に挑戦

試験の概要

FP1級は、学科が金財のみ、実技は金財(面接形式)及びFP協会(記述式)で実施されています。1級実技は、1級学科の合格者、CFP認定試験の合格者等しか受検資格がありませんので、2級までのように学科と実技を同時に受検することはできません。本サイトが対象とするのは金財の1級学科試験です

1級学科の試験形式は、基礎編50問、応用編15問の合計65問からなり、基礎編、応用編どちらも100点配点で合計200点満点です。200点のうち120点以上を得点することで合格となります。

基礎編はFP2級の学科と同様に四肢択一のマークシート形式、応用編は文章中の語句の穴埋め問題をはじめ、計算過程の記述も求められる複雑な計算問題、説明を読んで誤っている箇所と正しい内容を答える問題が含まれています。

受検者数、合格率の推移

1級学科の受検者数は1年間におよそ20,000人で、近年増加傾向にあります。合格率は10%前後となっており、ほぼすべての受検者がFP2級の保持者だということを踏まえると相当な難関であることがわかります。

2022年度試験日程

FP1級学科は、1月・5月・9月と毎年3回の受検機会があります。2022年度の試験日は以下のようになっています。※年3回実施になったのは2019年度からです。

  • 2022年5月22日(日) ※受検申請受付期間:2022年3月10日(木)~3月31日(木)
  • 2022年9月11日(日) ※受検申請受付期間:2022年7月5日(火)~7月26日(火)
  • 2023年1月22日(日) ※受検申請受付期間:2022年11月8日(火)~11月29日(火)

また当日の試験時間は以下のようになっています。

  • 学科(基礎編):10:00~12:30(150分)
  • 学科(応用編):13:30~16:00(150分)

受検手数料

FP1級学科の受検手数料は、基礎・応用合わせて8,900円です(非課税)。ただし、銀行振り込みやコンビニ支払いに伴う手数料は各個人の負担になります。

受検資格

FP1級には受検資格が設けられています。受検申請時には該当する受検資格を申告しなければなりません。自己申告なので勤務先等の証明は不要ですが、虚偽や不正が発覚した場合には試験の中止、合格の取消しが行われる場合があります。なお、実務経験の期間は受検申請受付最終日現在で計算します。

【学科の受検資格】

  • 2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
  • 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者
【実技の受検資格】
  • 1級学科試験の合格者
  • 「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • 日本FP協会のCFP認定者
  • 日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者
実務経験とは「資産の設計・運用・管理及びこれらに係わる相談業務、コンサルティング業務等ファイナンシャル・プランニング業務に携わった経験」のことで、正社員、派遣社員、嘱託社員、アルバイト、パートなど勤務形態を問わず、実務経験に該当する職務内容であれば、実務経験としてカウントできます。金財のWebサイトでは具体例が示されています(https://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/jitsumu_keiken.html)。

試験範囲

基礎編はすべて四肢択一式です。出題構成は以下のようにライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の6分野からほぼ均等に出題されます。

  • 問1~8 ライフプランニング(8問)
  • 問9~15 リスク管理(7問)
  • 問16~24 金融資産運用(9問)
  • 問25~33 タックスプランニング(9問)
  • 問34~41 不動産(8問)
  • 問42~50 相続・事業承継(9問)

FP1級の取得ルートについて

1級学科の受検資格の有無によって選択できるルートが異なります。

1級学科の受検資格がない場合
CFP経由での取得を目指すことになります。CFP認定試験を突破すると1級実技の受検資格が得られるので、「CFP→金財1級実技」または「CFP→FP協会1級実技」のいずれかでFP1級取得を目指すことになります。
1級学科の受検資格がある場合
「1級学科→金財1級実技」、「1級学科→FP協会1級実技」、または受検資格がない場合と同じくCFP経由での取得を選択できます。

FP1級学科の効率的な合格方法

基礎編50点、応用編70点以上を目標にするのが鉄板の攻略法です。基礎編は四肢択一で得点を稼げそうな印象がありますが、重箱の隅を突くような知識のみが問われるとも揶揄されるように非常に難しく、安定して高得点を取るのは困難です。FP2級学科の難易度とは別次元で、個人の所感としては基礎編だけならば宅建士試験よりも難しいと感じました。応用編も複雑な計算等を記述式で答えなければならないので簡単というわけではありませんが、出題パターンがある程度決まっており過去問題での対策が非常に効果的です。また、記述式であるので計算過程が合っていれば部分点も狙えます。このため、基礎編の学習はそこそこにして応用編の学習を重点的に進めた方が得点が伸びやすい傾向にあります。

基礎編で50点を取るには50問のうち25問を正解する必要がありますが、自信をもって解答できる問題が12問あれば十分です。12問の正答を確保できれば、後は四択ですので適当にマークしても理論上は「38問×25%=9.5問」を正解でき、これだけでおよそ42点分の正解数です。実際には、もう少し選択肢を絞り込めるはずですので50点は十分に目指せる得点でしょう。本サイトを活用して、基礎編で50点以上を獲得することを目標に頑張りましょう。もし、基礎編で60点以上取ることができれば相当楽になります。