1級ファイナンシャルプランニング技能士検定 過去問題を徹底解説

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12月30日新しくファイナンシャルプランナー1級の解説サイトを公開しました。後発組ではありますが、今後、解説やシステムを充実させFP1級対策の決定版と呼ばれるWebサイトに育てていきたいと思っています。

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FP1級 過去問題にチャレンジ

教育資金の準備等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
2014年9月試験 問7 [ライフプランニングと資金計画]
  1. 国が日本政策金融公庫を通じて行う「教育一般貸付(国の教育ローン)」の融資限度額は、平成26年4月以降、学生・生徒1人につき400万円(外国の大学等に1年以上の留学をする場合は500万円)に拡充されている。
  2. 国が日本政策金融公庫を通じて行う「教育一般貸付(国の教育ローン)」の資金使途は、授業料・入学金等の学校に直接支払う費用に限定されるため、在学のための下宿費用や通学定期券代等の費用に充当することはできない。
  3. 学資(こども)保険は、満期時や入学時に祝金(学資金)を受け取ることができる保険商品であり、仮に契約者が保険期間中に死亡した場合でも、通常、以後の保険料の払込みが免除されたうえで、祝金(学資金)を受け取ることができる。
  4. 独立行政法人日本学生支援機構が取り扱う第二種奨学金は、第一種奨学金と異なり、有利子貸与となるが、申込時に家計支持者の収入基準や学生本人の成績基準が設けられていないため、比較的容易に貸与を受けることができる。
🥋過去問道場に挑戦

試験の概要

FP1級は、学科が金財のみ、実技は金財(面接形式)及びFP協会(記述式)で実施されています。1級実技は、1級学科の合格者、CFP認定試験の合格者等しか受検資格がありませんので、2級までのように学科と実技を同時に受検することはできません。本サイトが対象とするのは金財の1級学科試験です

1級学科の試験形式は、基礎編50問、応用編15問の合計65問からなり、基礎編、応用編どちらも100点配点で合計200点満点です。200点のうち120点以上を得点することで合格となります。

基礎編はFP2級の学科と同様に四肢択一のマークシート形式、応用編は文章中の語句の穴埋め問題をはじめ、複雑な計算問題、説明を読んで誤っている箇所と正しい内容を答える問題、関連法規について300字程度で論述する問題が含まれています。

受検者数、合格率の推移

1級学科の受検者数は1年間におよそ15,000人で、近年増加傾向にあります。合格率は10%前後となっており、ほぼすべての受検者がFP2級の保持者だということを踏まえると相当な難関であることがわかります。

2019年度試験日程

FP1級学科は、1月・5月・9月と毎年3回の受検機会があります。2019年度の試験日は以下のようになっています。※2019年度から年3回実施になりました。

  • 2019年5月26日(日) ※受検申請受付期間:2019年3月12日(火)~4月2日(火)
  • 2019年9月8日(日) ※受検申請受付期間:2019年7月4日(木)~7月23日(木)
  • 2020年1月26日(日) ※受検申請受付期間:2019年11月13日(水)~12月3日(水)

また当日の試験時間は以下のようになっています。

  • 学科(基礎編):10:00~12:30(150分)
  • 学科(応用編):13:30~16:00(150分)

受検手数料

FP1級学科の受検手数料は、基礎・応用合わせて8,900円です(非課税)。ただし、銀行振り込みやコンビニ支払いに伴う手数料は各個人の負担になります。

受検資格

FP1級には受検資格が設けられています。受検申請時には該当する受検資格を申告しなければなりません。自己申告なので勤務先等の証明は不要ですが、虚偽や不正が発覚した場合には試験の中止、合格の取消しが行われる場合があります。なお、実務経験の期間は受検申請受付最終日現在で計算します。

【学科の受検資格】

  • 2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
  • 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者
【実技の受検資格】
  • 1級学科試験の合格者
  • 「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • 日本FP協会のCFP認定者
  • 日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者
実務経験とは「資産の設計・運用・管理及びこれらに係わる相談業務、コンサルティング業務等ファイナンシャル・プランニング業務に携わった経験」のことで、正社員、派遣社員、嘱託社員、アルバイト、パートなど勤務形態を問わず、実務経験に該当する職務内容であれば、実務経験としてカウントできます。金財のWebサイトでは具体例が示されています(https://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/jitsumu_keiken.html)。

試験範囲

基礎編はすべて四肢択一式です。出題構成は以下のようにライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の6分野からほぼ均等に出題されます。

  • 問1~8 ライフプランニング(8問)
  • 問9~15 リスク管理(7問)
  • 問16~24 金融資産運用(9問)
  • 問25~33 タックスプランニング(9問)
  • 問34~41 不動産(8問)
  • 問42~50 相続・事業承継(9問)

FP1級の取得ルートについて

1級学科の受検資格の有無によって選択できるルートが異なります。

1級学科の受検資格がない場合
CFP経由での取得を目指すことになります。CFP認定試験を突破すると1級実技の受検資格が得られるので、「CFP→金財1級実技」または「CFP→FP協会1級実技」のいずれかでFP1級取得を目指すことになります。
1級学科の受検資格がある場合
「1級学科→金財1級実技」、「1級学科→FP協会1級実技」、または受検資格がない場合と同じくCFP経由での取得を選択できます。

FP1級学科の効率的な合格方法

基礎編50点、応用編70点以上を目標にするのが鉄板の攻略法です。基礎編は四肢択一で得点を稼げそうな印象がありますが、重箱の隅を突くような知識のみが問われるとも揶揄されるように非常に難しく、安定して高得点を取るのは困難です。FP2級学科の難易度とは別次元で、個人の所感としては基礎編だけならば宅建士試験よりも難しいと感じました。応用編も複雑な計算等を記述式で答えなければならないので簡単というわけではありませんが、出題パターンがある程度決まっており過去問題での対策が非常に効果的です。また、記述式であるので計算過程が合っていれば部分点も狙えます。このため、基礎編の学習はそこそこにして応用編の学習を重点的に進めた方が得点が伸びやすい傾向にあります。

基礎編で50点を取るには50問のうち25問を正解する必要がありますが、自信をもって解答できる問題が12問あれば十分です。12問の正答を確保できれば、後は四択ですので適当にマークしても理論上は「38問×25%=9.5問」を正解でき、これだけでおよそ42点分の正解数です。実際には、もう少し選択肢を絞り込めるはずですので50点は十分に目指せる得点でしょう。本サイトを活用して、基礎編で50点以上を獲得することを目標に頑張りましょう。