債券投資(全27問中16問目)
No.16
債券投資とイールドカーブに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。2019年5月試験 問19
- 残存期間の短い債券の利回りよりも残存期間の長い債券の利回りのほうが高く、イールドカーブが右上がりの曲線となる状態を、パー・イールドという。
- 残存期間の短い債券の利回りよりも残存期間の長い債券の利回りのほうが低く、イールドカーブが右下がりの曲線となる状態を、逆イールドという。
- 残存期間の短い債券の利回りよりも残存期間の長い債券の利回りのほうが高い状態のとき、両者の差が縮小することを、イールドカーブのスティープ化という。
- イールドカーブが逆イールドの状態にあるとき、時間の経過に伴って債券価格が上昇し、キャピタルゲインが期待される効果を、ロールダウン効果という。
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正解 2
問題難易度
肢15.9%
肢278.3%
肢310.0%
肢45.8%
肢278.3%
肢310.0%
肢45.8%
分野
科目:C.金融資産運用細目:4.債券投資
解説
- 不適切。縦軸を利回り、横軸を残存期間として、描かれる曲線グラフをイールドカーブといいます。残存期間の短い債券の利回りよりも残存期間の長い債券の利回りのほうが高くイールドカーブが右上がりの曲線となる状態を、順イールドといいます。パー・イールドとは、価格が額面に等しい債券(パー債)の最終利回りを示すイールドカーブです。
- [適切]。残存期間の短い債券の利回りよりも残存期間の長い債券の利回りのほうが低く、イールドカーブが右下がりの曲線となる状態を、逆イールドといいます。
- 不適切。順イールドのときに、残存期間の短い債券と残存期間の長い債券の利回りの差が縮小し傾きが小さくなることを、イールドカーブのフラット化といいます。逆に、曲線の傾きが大きくなることをスティープ化といいます。
- 不適切。ロールダウン効果とは、順イールドの状態のとき、時間の経過に伴って債券価格は上昇しキャピタルゲインが期待される効果のことです。
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