投資信託(全27問中20問目)

No.20

投資信託説明書(交付目論見書)の表紙に「追加型投信/内外/債券/特殊型(ブル・ベア型)」と記載されているX投資信託に関する次の記述のうち、投資信託協会の「商品分類に関する指針」に照らし、適切なものはいくつあるか。
  1. X投資信託は、当初、募集された資金が1つの単位として信託され、その後の追加設定はいっさい行われないファンドである。
  2. X投資信託は、目論見書または投資信託約款において、国内および海外の資産による投資収益を実質的に源泉とする旨の記載があるファンドである。
  3. X投資信託は、目論見書または投資信託約款において、投資対象資産に株式をいっさい組み入れない旨の記載がある公社債投資信託である。
  4. X投資信託は、目論見書または投資信託約款において、派生商品をヘッジ目的以外に用い、積極的に投資を行うとともに各種指数・資産等への連動もしくは逆連動を目指す旨の記載があるファンドである。
2017年9月試験 問16
  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 0(なし)

正解 2

問題難易度
肢116.2%
肢266.1%
肢315.8%
肢41.9%

解説

投資信託の交付目論見書に記載されている商品分類・属性区分は、投資信託協会の「商品分類に関する指針」によって基準が定められています。商品分類は大まかな区分、属性区分は詳細な区分です。
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  1. 不適切。「追加型」は、原則的に、投資信託が運用されている期間中いつでも購入でき、従来の信託財産とともに運用されるものです。記述は「単位型」について説明した文です。
  2. 適切。投資対象地域が「内外」となっていますが、これは主たる投資収益が、実質的に国内及び海外の資産を源泉とするものであることを示します。
  3. 不適切。投資対象資産「債券」は、主たる投資収益が、実質的に債券を源泉とするものを示します。「債券」であるからと言って、株式を一切組入れないとは限りません。
  4. 適切。「特殊型」は、投資者に対して注意を喚起することが必要な、特殊な仕組み・運用手法を用いるものを示します。特殊型の属性区分である「ブル・ベア型」は、目論見書または投資信託約款において、派生商品をヘッジ目的以外に用い、積極的に投資を行うとともに各種指数・資産等への連動もしくは逆連動(一定倍の連動もしくは逆連動を含む。)を目指す旨の記載があるものを言います。
したがって適切な記述は「2つ」です。

参考URL: 商品分類に関する指針
https://www.toushin.or.jp/topics/2008/405/