株式投資(全40問中37問目)

No.37

株式の信用取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2014年9月試験 問19
  1. 一般信用取引で株を売り建てた場合、逆日歩が発生することはない。
  2. 一般信用取引では、品貸料および弁済の繰延期限について、顧客と金融商品取引業者との間の合意に基づき自由に設定することができる。
  3. 各証券取引所の規則により弁済期限等が決められている制度信用取引の場合、原則として新規建日から弁済までの期限は、最長6カ月である。
  4. 信用売りでは追証が必要となることがあるが、信用買いでは追証が発生することはない。

正解 4

問題難易度
肢19.5%
肢28.4%
肢38.4%
肢473.7%

解説

  1. 適切。逆日歩は、信用売りの残高が信用買いの残高を上回り、証券会社が貸し出せる株の不足を補うために機関投資家などから株を借りる際の調達費用として売建した人が支払う費用のことです。そのため、制度信用取引を行う場合は逆日歩が発生することがありますが、一般信用取引を行う場合は逆日歩が発生することはありません。
  2. 適切。一般信用取引では、投資家と証券会社の契約により、取引できる銘柄、品貸料や弁済の繰延期限などを自由に決めることができます。
  3. 適切。制度信用取引における弁済期限は新規建した日から最長6カ月です。一方、一般信用取引では基本的に無期限です。
  4. [不適切]。追加保証金(追証:おいしょう)は、委託保証率の低下により委託保証金を追加で差し入れなければならない状況のことで、信用売りでも信用買いでも発生します。
したがって不適切な記述は[4]です。