損益通算(全16問中8問目)
No.8
居住者であるAさんの2024年分の各種所得の収入金額等が下記のとおりであった場合の総所得金額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、Aさんは青色申告を行っていないものとし、記載のない事項については考慮しないものとする。2019年9月試験 問27
- 10万円
- 20万円
- 30万円
- 40万円
広告
正解 4
問題難易度
肢14.6%
肢25.9%
肢327.9%
肢461.6%
肢25.9%
肢327.9%
肢461.6%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:4.損益通算
解説
まず各所得の金額を計算し、それを損益通算して総所得金額を求めます。- 事業所得
- 620万円-540万円=80万円
- 不動産所得
- 500万円-600万円=▲100万円
- 譲渡所得
- 300万円-320万円=▲20万円
- 一時所得
- 400万円-250万円-50万円=100万円
- ①経常グループ
- 事業所得から不動産所得の損失を控除して「80万円-100万円=▲20万円」
- ②臨時グループ
- 譲渡所得の損失は、最初に同じ臨時グループである一時所得と損益通算します。しかし、2014年4月1日以降に行ったゴルフ会員権の譲渡による損失は、損益通算の対象外とされているので、臨時グループの合計所得は、一時所得の100万円となります。
100万円-20万円=80万円
損益通算後に残ったのは一時所得の80万円のみです。一時所得は総所得金額に算入する際に1/2にするので、総所得金額は、
80万円×1/2=40万円
したがって[4]が正解です。
広告