FP1級過去問題 2017年1月学科試験 問11
問11
X株式会社(以下、「X社」という)は、以下の無解約返戻金型定期保険(無配当)に加入した。当該生命保険の第1回保険料払込時の経理処理として、次のうち最も適切なものはどれか。- 保険の種類
- 定期保険(特約付加なし)
- 契約年月
- 2025年1月
- 契約者(=保険料負担者)
- X社
- 被保険者
- 代表取締役社長Aさん(加入時42歳)
- 死亡保険金受取人
- X社
- 保険期間
- 30年
- 保険料払込期間
- 10年
- 年払保険料
- 90万円
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正解 3
問題難易度
肢136.6%
肢219.6%
肢339.8%
肢44.0%
肢219.6%
肢339.8%
肢44.0%
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
本問の定期保険は無解約返戻金型ですので、期間の経過に応じて支払保険料の全額を損金算入することができます。本問では、保険期間30年に対して保険料払込期間が10年という短期払いになっています。すなわち、年払保険料90万円のうち当事業年度に係る部分は1/3の30万円、残り60万円は保険料の前払いということになります。したがって、30万円だけを定期保険料として損金算入し、残りの60万円を前払保険料として資産計上する経理処理が適切となります。以上より正解は[3]です。
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