不動産所得の計算について

丸刈りさん
(No.1)
お尋ねします。
標記につき、取得に要した負債の利子額は必要経費から差し引くものと理解しているのですが、今回の試験を始めとして、備考欄にある金額が計算上引かれていないのはなぜでしょうか?
2022.01.26 10:26
丸刈りさん
(No.2)
具体的には、2020年9月と2021年5月のいずれも基礎27問目の違いがよくわからなくて、悩んでおります。
2022.01.26 13:53
takさん
(No.3)
取得に要した負債の利子額は必要経費から差し引くもの

こちらの前提が誤っております。ここ難しいですよね。私も最初分かりませんでした。

実際は、
土地の取得に要した負債の利子額は必要経費には含めるが、損益通算の対象にはできないというのが正しいです。
必要経費に含めていいかということと、損益通算できることは別物だと覚えたほうがよいです。

>20年9月問27の場合
総収入金額680万、必要経費620万で、680万円-620万円で60万円の利益になります。
※負債の利子は必要経費に含めることが出来ます

>21年9月問27の場合
不動産取得は▲100万ですが、うち20万円は土地の取得に要した負債の利子なので、損益通算の対象とすることはできません。なので、▲80万円が損益通算できる金額になります。


2022.01.26 14:52
丸刈りさん
(No.4)
早々のご回答ありがとうございます!
前半部分の(私が間違えていた部分に対する)ご説明はよくわかりました。
脳味噌を振り絞って考えたのですが、
21年5月の方は総収入金額-必要経費(取得のための負債利子20万円を含む)≠△100万円
ということなのですよね。
ただ、どちらも同じように「負債利子含む」
とあるのに、片方は引き、もう片方は引かないというのが、もう一つわからず…
理解力が低くて、申し訳ありませんm(_ _)m
因みに、今回の試験でも、同じように、しっかり利子分を引いて計算したので、間違いました。
形で覚えるしかないのでしょうか。
2022.01.26 16:04
takさん
(No.5)
先ほどの引用した過去問の番号が間違えていて申し訳ありません。

少し説明の方法を変えて解説させていただきます。

まずは前提として、

①不動産所得≠損益通算可能額
②損益通算するのはその所得がマイナスになったときだけ。

です。

>21年5月問27
上記の問題で、もし不動産所得はいくらですか?と聞かれたら

不動産所得=総収入金額-必要経費(取得のための負債利子20万円を含む)
=▲100万円

となります。

しかし、不動産所得のうち、損益通算できる額はいくらですか?と聞かれたら、

▲100万円のうち、土地の取得に要した負債の利子は損益通算の対象とならないので、+20万円した▲80万円が他の総合所得と損益通算できる額となります。

まとると、
不動産所得:▲100万円
損益通算可能額:▲80万円
となります。

>20年9月問27
こちらの問題の場合、そもそも不動産所得がプラスになっているので、他の総合所得のものとの損益通算の対象になりません。
ですので、不動産所得(60万円)=680万円-620万円で終わりです。

※損益通算は不動産所得、事業所得、山林所得、譲渡所得がマイナスになった場合に、他の総合所得からそのマイナスをひけるという考えなので、その所得がプラスの場合はそもそも損益通算を考えなくてよいです。わかりやすく言い換えると、他の総合所得から引く立場(マイナスのもの)から見て損益通算すると言うので、引かれる立場(プラスのもの)の場合は損益通算額可能額を考慮しなくて大丈夫です。
2022.01.26 19:17
丸刈りさん
(No.6)
わかりました!!
その大前提をそもそも知りませんでした。
やっと仰っている意味が分かりました。
本当にありがとうございますm(_ _)m
2022.01.26 19:36

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