GDPデフレーターについて教えてください。
タナノさん
(No.1)
『原油価格などの輸入価格の上昇は、その上昇分が国内の製品価格に全て転嫁されなかった場合、全て転嫁された場合と比べ、転嫁されなかった相当分だけGDPデフレーターは高くなる』
正解:誤り
この解説を見ても理解が出来なかったので、
どうか分かりやすく教えていただければ幸いです。
2024.04.23 13:38
ごま太郎さん
(No.2)
そしてまだ腑に落ちてません。。。
なのでシンプルに考えることにしました。
物価が上がれば名目GDPが上がってデフレータも大きくなりますよね。デフレータ=名目÷実質ですから。
・製品価格へ全て転嫁→物価上昇→デフレータ増加
・製品価格に転嫁されきっていない→あんまり物価上昇してない→デフレータあんまり増加してない
こんな風に整理して、この問いは誤りだと考えるようにしてます。
2024.04.23 19:17
にきゅんきゅさん
(No.3)
なお、GDPデフレーターと物価指数(CPI)の関係に着目してご説明します。
1. 原油価格の上昇と物価指数(CPI):
- 原油価格が上昇すると、輸入品の価格も上昇します。日本のように原油を輸入に頼る国では、原油価格の変動は企業の投入コストに直接影響を及ぼします。
- 企業は、原油価格の上昇を商品価格に転嫁しようとします。これにより、物価指数(CPI)が上昇します。
2. GDPデフレーターとの関係:
- GDPデフレーターは、国内のすべての最終財とサービスの価格の変動を示す指標です。物価の全体的な変動を捉えます。
- 原油価格の上昇がすべて国内の製品価格に転嫁された場合、GDPデフレーターはその影響を正確に反映します。なぜなら、国内の価格全体が上昇しているためです。
- しかし、原油価格の上昇分がすべて転嫁されなかった場合、物価指数(CPI)の上昇分よりも低い上昇率しか反映できません。したがって、転嫁されなかった分は、企業の利益率を減少させ、生産コストを増加させることになります。これがGDPデフレーターに影響を及ぼします。
3. 不適切な説明の理由:
- 実際には、転嫁されなかった相当分だけGDPデフレーターが高くなるのではなく、転嫁されなかった分が物価指数(CPI)に影響を及ぼすため、GDPデフレーターは低くなります。
2024.04.24 04:57