ポートフォリオ運用(全23問中13問目)
No.13
下記の表に記載されている運用実績に基づき算出されるシャープ・レシオに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、安全資産利子率を1.0%としてシャープ・レシオを算出するものとする。2020年1月試験 問17
- ファンドAのほうがファンドBよりもシャープ・レシオが大きいため、ファンドAのほうが効率よく運用されていたと評価することができる。
- ファンドBのほうがファンドAよりもシャープ・レシオが大きいため、ファンドBのほうが効率よく運用されていたと評価することができる。
- ファンドAのほうがファンドBよりもシャープ・レシオが小さいため、ファンドAのほうが効率よく運用されていたと評価することができる。
- ファンドBのほうがファンドAよりもシャープ・レシオが小さいため、ファンドBのほうが効率よく運用されていたと評価することができる。
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正解 1
問題難易度
肢179.1%
肢212.8%
肢35.4%
肢42.7%
肢212.8%
肢35.4%
肢42.7%
分野
科目:C.金融資産運用細目:9.ポートフォリオ運用
解説
シャープレシオは、ある投資資産からの利益率が、無リスクの投資資産(安全資産)と比較して、どれだけ上回っているか示す指標で、値が大きいほど少ないリスクで優れた投資効果(つまり効率の良い投資)だったことを意味します。シャープレシオは、異なるポートフォリオの投資効果を比較する際に用いられます。シャープレシオは以下の算式で求めます。
シャープレシオ=超過収益率÷標準偏差
超過収益率=収益率-無リスク金利
設問の条件における2つのファンドのシャープレシオを求めます。
[ファンドA]
超過収益率=6.2%-1%=5.2%
シャープレシオ=5.2%÷3.3%≒1.58
[ファンドB]
超過収益率=9.4%-1%=8.4%
シャープレシオ=8.4%÷5.8%≒1.45
シャープレシオを比較すると「ファンドA>ファンドB」になり、ファンドAの方が効率よく運用されていたと評価できます。したがって適切な記述は[1]です。
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