金融派生商品(全22問中2問目)

No.2

国内の取引所に上場している日経225先物等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2024年1月試験 問20
  1. 日経225先物は、日経平均株価(日経225)を原資産とする先物取引であり、大阪取引所に上場している。
  2. 日経225マイクロ先物の最低取引単位(1枚)は、日経平均株価(日経225)の100倍の金額となり、呼値の単位は5円である。
  3. 日経225先物の最低取引単位(1枚)は、日経平均株価(日経225)の1,000倍の金額となり、呼値の単位は10円である。
  4. 日経225先物は、原則として、3月、6月、9月、12月の各月の第2金曜日の前営業日が取引最終日である。

正解 2

問題難易度
肢19.3%
肢253.5%
肢319.7%
肢417.5%

解説

  1. 適切。日経225先物取引は、日経平均株価(日経225)を原資産とする株価指数先物取引です。日本国内の先物取引は、エネルギー関連商品を除き大阪取引所で行われています。
  2. [不適切]。100倍ではありません。先物取引では、株式の単元株のように最低取引単位が設定されています。日経225マイクロ先物の最低取引単位(1枚)は、日経225の10倍です。呼値は、最小の値幅のことで商品ごとに●円といった形で設定されています。日経225マイクロ先物の呼値は5円なので、注文も相場も5円刻みの値段です。
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  3. 適切。日経225先物の最低取引単位(1枚)は、日経225の1,000倍の金額です。日経平均株価が30,000円の場合、最低取引金額は「3万円×1,000=3,000万円」となります。また、10円刻みの値段で注文ができ、相場は10円刻みで変動します。
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  4. 適切。先物取引では、SQ決済日の前営業日が最終取引日となります。日経225先物のSQ決済日は、3月、6月、9月、12月の第2金曜日であり、その前営業日が取引最終日です。
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したがって不適切な記述は[2]です。