株式投資(全46問中36問目)

No.36

以下の〈財務データ〉から算出されるインタレスト・カバレッジ・レシオとして、次のうち最も適切なものはどれか。なお、計算結果は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入すること。
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2015年10月試験 問21
  1. 35.68倍
  2. 36.82倍
  3. 37.05倍
  4. 39.77倍

正解 3

問題難易度
肢13.9%
肢26.7%
肢387.0%
肢42.4%

解説

インタレスト・カバレッジ・レシオは、借入金などの利息の支払い能力を評価するための指標で、事業利益が金融費用(支払利息・割引料)の何倍であるかを以下の算式で求めます。

 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)=事業利益金融費用

事業利益は、本業の収益である営業利益に金融収益を足した額です。金融収益とは、営業外利益のうち受取利息・受取配当金・その他投資利益等の合計です。

X社の事業利益は「78,000+500+3,000=81,500」、金融費用(支払利息のみ)は2,200なので、インタレスト・カバレッジ・レシオは、

 81,500÷2,200=37.045…
(小数点以下第3位四捨五入)37.05

したがって[3]が適切です。

インタレスト・カバレッジ・レシオの計算は応用編でも出題されるので必ず覚えましょう。