FP1級過去問題 2017年1月学科試験 問27
問27
居住者であるAさんの2024年分の各種所得の総収入金額等が下記のとおりであった場合の総所得金額等(すべての損益通算後の所得金額)として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、Aさんは青色申告を行っていないものとし、記載のない事項については考慮しないものとする。- 75万円
- 100万円
- 150万円
- 200万円
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正解 1
問題難易度
肢161.5%
肢221.9%
肢312.4%
肢44.2%
肢221.9%
肢312.4%
肢44.2%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:4.損益通算
解説
まず各所得の金額を計算し、それを損益通算して総所得金額を求めます。- 不動産所得
- 500万円-350万円=150万円
- 事業所得
- 600万円-800万円=▲200万円
- 山林所得
- 700万円-750万円=▲50万円
- 一時所得
- 500万円-200万円-50万円=250万円
- ①経常グループ
- 不動産所得から事業所得の損失を控除して「150万円-200万円=▲50万円」
- ②臨時グループ
- 一時所得だけなので、そのまま250万円
250万円-50万円=200万円
さらに、山林所得の損失を第三次通算として差し引きます。
200万円-50万円=150万円
損益通算後に残ったのは一時所得の150万円のみです。一時所得は総収入金額に算入する際に1/2にするので、総所得金額は、
150万円×1/2=75万円
したがって[1]が正解です。
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