FP1級過去問題 2018年1月学科試験 問1

問1

次の労働者のうち、厚生年金保険・健康保険の被保険者となる短時間労働者の組合せとして、最も適切なものはどれか。なお、いずれも特定適用事業所に勤務し、学生ではなく、1週間の所定労働時間および1カ月間の所定労働日数が同一の事業所に勤務する通常の労働者の4分の3未満であるものとする。
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  1. Aさん
  2. Aさん、Bさん
  3. Aさん、Bさん、Cさん
  4. Aさん、Bさん、Cさん、Dさん

正解 2

問題難易度
肢14.9%
肢284.6%
肢36.7%
肢43.8%

解説

いわゆるパートタイマー・アルバイトとして勤務する者は、1週間の所定労働時間が通常の労働者の4分の3以上または1カ月の所定労働日数が通常の労働者の4分の3以上である場合には、1日の所定労働時間にかかわらず、健康保険の被保険者となります。

また、4分の3未満であっても、厚生年金保険の被保険者が50人を超える適用事業所(特定適用事業所)に勤務し、以下の4つの要件すべてに該当する場合には被保険者となります。
  1. 週の所定労働時間が20時間以上あること
  2. 雇用期間が継続して2カ月以上見込まれること
  3. 賃金の月額が88,000円以上であること
  4. 学生でないこと
特定適用事業所に勤務すること・学生でないことは全員が満たしているので、その他の要件について上記に照らして考えると、AさんとBさんが被保険者になることがわかります。
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したがって正解は[2]です。