FP1級過去問題 2018年1月学科試験 問18

問18

ETF(Exchange Traded Fund)およびETN(Exchange Traded Note)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. ETFは、取引所の立会時間中、成行注文や指値注文による売買が可能である。
  2. ETFは、現物取引による売買に限られており、信用取引による売買はできない。
  3. ETNは、発行体となる金融機関がその信用力をもとに、価格が特定の指標に連動することを保証する債券である。
  4. ETNは、発行体である金融機関の倒産や財務状況の悪化等の影響により、価格が下落または無価値となる可能性がある。

正解 2

問題難易度
肢16.0%
肢268.4%
肢315.7%
肢49.9%

解説

  1. 適切。ETFは、株式同様に証券取引所に上場されて取引される投資信託で、取引所の立会時間中は、成行注文、指値注文、信用取引による売買が可能です。
  2. [不適切]。ETFは、成行注文と指値注文の現物取引だけでなく、信用取引による売買も可能です。
  3. 適切。ETNは、金融機関がその信用力をもとに価格が特定の指標に連動することを保証する債券で、指標連動証券または上場投資証券とよばれます。
  4. 適切。ETNは、裏付けとなる資産を持たないため、発行体である金融機関の倒産や財務状況の悪化等の影響により、価格が下落または無価値になるリスクがあります。
したがって不適切な記述は[2]です。