FP1級過去問題 2018年1月学科試験 問27
問27
居住者であるAさんの2024年分の各種所得の収入金額等が下記のとおりであった場合の損益通算後の所得金額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。- 108万円
- 118万円
- 128万円
- 139万円
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正解 3
問題難易度
肢16.3%
肢225.0%
肢360.8%
肢47.9%
肢225.0%
肢360.8%
肢47.9%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:4.損益通算
解説
まず各所得の金額を計算し、それを損益通算して総所得金額を求めます。- 給与所得
- 180万円-62万円=118万円
- 退職所得
- (1,800万円-1,500万円)×1/2=150万円
- 不動産所得
- 200万円-350万円=▲150万円
- 一時所得
- 290万円-300万円-50万円=▲60万円→0円
- ①経常グループ
- 給与所得から不動産所得の損失を控除します。損益通算の計算上、土地等の取得に要した借入金の利子は損益通算の対象外とされているので、不動産所得の損失のうち損益通算が可能額は「150万円-10万円=140万円」です。
よって、経常グループの合計所得は「118万円-140万円=▲22万円」です。 - ②臨時グループ
- 一時所得の損失は損益通算の対象外ですので、そのまま0円
150万円-22万円=128万円
損失がなくなったので、これで損益通算は終了します。したがって[3]が正解です。
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