FP1級過去問題 2019年5月学科試験 問13

問13

任意の自動車保険(保険期間1年)のノンフリート等級別割引・割増制度において、次の事故のうち、一般に「ノーカウント事故」に該当するものはいくつあるか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。
  1. 人身傷害(補償)保険の保険金のみが支払われた事故
  2. ファミリーバイク特約の保険金のみが支払われた事故
  3. 自動車の盗難により車両保険の保険金のみが支払われた事故
  4. 自動車の走行中に飛び石で窓ガラスが破損したことにより車両保険の保険金のみが支払われた事故
  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 4つ

正解 2

問題難易度
肢120.7%
肢271.1%
肢36.1%
肢42.1%

解説

次の表はノンフリート等級別料率制度に関する出題ポイントのまとめです。
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  1. 該当する。人身傷害補償保険・搭乗者傷害保険のように自分側の死傷に対して保険金が支払われる保険は「ノーカウント事故」に該当します。
  2. 該当する。ファミリーバイク特約のみなのでノーカウント事故です。
  3. 該当しない。盗難+車両保険なので1等級ダウン事故です。
  4. 該当しない。飛び石+車両保険なので1等級ダウン事故です。
したがって「ノーカウント事故」に該当するものは「2つ」です。
ノンフリート契約
自らが所有・使用し、契約対象とする自動車の総付保台数が9台以下の契約
保険料は自動車1台ごとの等級で決まる
フリート契約
自らが所有・使用し、契約対象とする自動車の総付保台数が10台以上の契約
保険料は総契約台数や契約者単位の等級で決まる