FP1級過去問題 2022年1月学科試験 問20

問20

下記の〈資料〉から算出されるサスティナブル成長率として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、計算結果は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入すること。
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  1. 3.10%
  2. 9.02%
  3. 11.61%
  4. 19.37%

正解 2

問題難易度
肢18.1%
肢264.8%
肢319.8%
肢47.3%

解説

サスティナブル成長率とは、企業が外部資金に頼らず内部資金だけで達成できる理論上の成長率のことで、「内部留保率×自己資本利益率×100」で計算されます。内部留保は翌年の自己資本と一部となり再投資されるため、自己資本利益率を乗じることで内部留保から得られる利益を計算しています。

配当性向は「年間配当金÷当期純利益」、内部留保率は「(当期純利益-年間配当金)÷当期純利益」なので、内部留保率は「1-配当性向」で求めることができます。

 内部留保率=1-25%=75%

自己資本利益率(ROE)は「当期純利益÷自己資本」で求めます。この問題ではどちらも与えられていませんが、EPS(1株当たり当期純利益)とBPS(1株当たり純資産)の2つから次のように求めることができます。

 EPS÷BPS
当期純利益発行済株数÷純資産の金額発行済株数
当期純利益発行済株数×発行済株数純資産の金額
当期純利益純資産の金額

EPSは365円、BPSは3,034円なので、自己資本利益率(%)は、

 365円÷3,034円×100≒12.03%

よって、サスティナブル成長率は、

 75%×12.03%×100=9.0225%
(小数点以下第3位を四捨五入して)9.02%

したがって[2]が正解です。