FP1級過去問題 2022年1月学科試験 問41
問41
毎期末に1,000万円の純収益が得られる賃貸マンションを取得し、取得から3年経過後に1億5,000万円で売却するとした場合のDCF法による当該不動産の収益価格として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、割引率は年5%とし、下記の係数を利用すること。また、記載のない事項については考慮しないものとする。- 1億5,552万円
- 1億5,683万円
- 1億6,955万円
- 1億7,723万円
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正解 2
問題難易度
肢114.4%
肢252.4%
肢318.8%
肢414.4%
肢252.4%
肢318.8%
肢414.4%
分野
科目:E.不動産細目:8.不動産の証券化
解説
DCF(ディスカウントキャッシュフロー)法は、一定の保有期間中に生み出される「純収益の現在価値の総和」と、保有期間終了後の「復帰価格(将来の転売価格)の現在価値」を合算して、投資不動産の収益価格を算出する手法です。設問の投資で得られる収益は次のとおりです。
- 1年後 … 1,000万円
- 2年後 … 1,000万円
- 3年後 … 1,000万円+1億5,000万円=1億6,000万円
1,000万円×0.952+1,000万円×0.907+1億6,000万円×0.864
=952万円+907万円+1億3,824万円
=1億5,683万円
したがって[2]が正解です。
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