2022年9月基礎編 問47
じじいさん
(No.1)
1株当たりの配当還元価額 について、
この問題で50円当たりの配当と1株当たり資本金を、あえて計算過程に加えている理由は何でしょうか?
(平均配当60万円÷発行数2万株)÷10%=300円 で十分だと思われるのですが、考慮漏れがありますでしょうか。
お手数ですが、ご教示をいただけますと幸いに存じます。
2023.04.09 19:14
管理人
(No.2)
例えば、同じ設問で資本金が2,000万円だったとすると、
(平均配当60万円÷発行数2万株)÷10%=300円
と
2,000万円÷50円=40万株
60万円÷40万株=1.5円 ⇒ 2.5円
(2.5円÷10%)×(1,000円÷50円)=500円
で違いが生じることとなります。
2023.04.09 19:45
管理人
(No.3)
2023.04.09 19:53
じじいさん
(No.4)
スッキリしました。ご回答ありがとうございます。
2023.04.09 20:10
管理人
(No.5)
2期平均配当÷発行済株式数÷10%
つまり、単純に1株当たりの配当金額を10%で還元する式を基本にして、1株(50円)当たりの配当が2.5円を下回るエッジケースは以下の判定式で場合分けしたほうが、解説がスマートになるのかなと思いました(2.5円未満の計算をさせるのはイジワル過ぎるので出題されないような気もしますし)。
2.5円>2期平均配当×(資本金の額÷50円)
1>(2期平均配当×50)÷資本金の額
1>(2期平均配当×20)÷資本金の額
資本金の額>2期平均配当×20
「2期平均配当×20」が資本金の額以上であれば、「2期平均配当÷発行済株式数÷10%」の式で計算し、資本金の額未満であれば本則通りの式(50円当たり)で計算することにより、柔軟かつ簡便に対応できそうです。
2023.04.10 14:26
じじいさん
(No.6)
私の場合は、50円当たりを介在させると一桁少なくしてしまうミスが多いので困っていました。
2021年9月試験応用編問65で2.5円未満を出題されてるので、場合分け忘れなきように気をつけて備えたいと思います。
じじい(笑)の質問が過去問道場さまの運営に関わることができて光栄です。今後ともよろしくお願いします。
2023.04.10 20:49