FP1級過去問題 2018年9月学科試験 問20(改題)
問20
株式市場の各種指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 東証株価指数(TOPIX)は、主に東京証券取引所プライム市場に上場している内国普通株式を対象とする時価総額加重型の株価指数である。
- JPX日経インデックス400は、東京証券取引所プライム市場、スタンダード市場、グロース市場に上場している銘柄のうち、ROEや営業利益等の指標等により選定された400銘柄を対象とする時価総額加重型の株価指数である。
- ダウ工業株30種平均は、ニューヨーク証券取引所に上場し、米国経済を代表する30銘柄を対象とする時価総額加重型の株価指数である。
- FTSE100種総合株価指数は、ロンドン証券取引所に上場している銘柄のうち、時価総額が大きい100銘柄を対象とする時価総額加重型の株価指数である。
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正解 3
問題難易度
肢17.8%
肢218.9%
肢364.3%
肢49.0%
肢218.9%
肢364.3%
肢49.0%
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
- 適切。東証株価指数(TOPIX)は、主に東京証券取引所プライム市場に上場している内国普通株式(旧・市場第一部の全銘柄)の時価総額について、1968年1月4日の終値を100として指数化した時価総額加重型の株価指数です。
市場区分の再編により、市場第一部の銘柄の大部分はプライム市場に移行しましたが、一部はスタンダード市場に移りました。以前は市場第一部上場の全銘柄を対象としていましたが、改編により構成銘柄と市場区分は切り離されました。 - 適切。JPX日経インデックス400は、投資家にとって魅力的なROEやROAを意識した経営観点など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たした400銘柄から構成される時価総額加重型の株価指数です。東証の市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ を主市場とする普通株式から400銘柄を選定して算出されます。
- [不適切]。ダウ工業株30種平均は、通称「ダウ平均」や「NYダウ」と呼ばれ、ニューヨーク証券取引所およびNASDAQに上場している米国の様々な業種を代表する30銘柄の株価を平均した指数です。本肢は「時価総額加重型」としているので誤りです。
- 適切。FTSE100種総合株価指数は、イギリスの代表的な株価指数で、イギリスのロンドン証券取引所に上場されている時価総額上位100銘柄で構成される時価総額加重型の株価指数です。
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