FP1級 2019年5月 応用編 問55

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】
 Aさん(50歳)は、余裕資金を利用し、上場株式への投資を行いたいと考え、2019年1月に証券会社で特定口座(源泉徴収選択口座、株式数比例配分方式)を開設した。Aさんは、同業種のX社とY社に興味を持っており、両社の財務データ等を参考にして投資判断を行いたいと考えている。
 そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

〈X社とY社の財務データ〉(単位:百万円)
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〈X社とY社の株式に関するデータ〉
X社
株価4,800円、発行済株式総数875百万株、配当金総額77,000百万円
Y社
株価2,200円、発行済株式総数800百万株、配当金総額24,000百万円
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問55

《設例》の〈X社とY社の財務データ〉に基づき、①X社の自己資本当期純利益率と②Y社の使用総資本事業利益率をそれぞれ求めなさい。〔計算過程〕を示し、〈答〉は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。

正解 

① 7.29(%)
180,000百万円2,600,000百万円-3,000百万円-127,000百万円×100=7.29%(小数点以下第3位四捨五入)
② 2.26(%)
210,000百万円+3,000百万円+2,000百万円9,500,000百万円×100=2.26%(小数点以下第3位四捨五入)

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

〔①について〕
自己資本当期純利益率は「当期純利益÷自己資本×100」で求めます。X社の当期純利益は180,000、自己資本の額は、純資産の額から「新株予約権」と「非支配株主持分」の2つを除いた「2,600,000-3,000-127,000=2,470,000」なので、自己資本当期純利益率は、

 180,000÷2,470,000×100=7.287…
(小数点以下第3位四捨五入)7.29%

よって、正解は7.29(%)となります。

〔②について〕
使用総資本事業利益率は「事業利益÷総資本×100」で求めます。事業利益は、本業の収益である営業利益に金融収益を足した額です。金融収益とは、営業外利益のうち受取利息・受取配当金・その他投資利益等の合計です。

Y社の事業利益は「210,000+3,000+2,000=215,000」、総資本(=総資産)は9,500,000なので、使用総資本事業利益率は、

 215,000÷9,500,000×100=2.263…%
(小数点以下第3位四捨五入)2.26%

よって、正解は2.26(%)となります。