FP1級過去問題 2019年9月学科試験 問23

問23

Aさん(居住者)は、2018年4月に特定口座でXファンド(公募追加型株式投資信託、当初1口1円、年1回分配)10,000口を基準価額11,000円で購入した。下記の〈Xファンドの分配金実績・分配落後基準価額の推移〉に基づき、2021年3月期における10,000口当たりの収益分配金について、所得税および復興特別所得税、住民税の源泉(特別)徴収後の手取金額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、源泉(特別)徴収される税額は円未満切捨てとすること。
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  1. 638円
  2. 658円
  3. 679円
  4. 699円

正解 2

問題難易度
肢114.3%
肢268.0%
肢313.6%
肢44.1%

解説

分配金には「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」があります。元本払戻金が生じた場合には個別元本がその分減少するので、分配金支払いごとの個別元本の変化に注意しながら考えましょう。

[2019年3月期]
「個別元本<分配落後基準価額」なので分配金の1,000円は全て普通分配金となります。個別元本は当初のまま11,000円です。
[2020年3月期]
「個別元本>分配落後基準価額」なので分配金800円のうち、300円が普通分配金、500円が元本払戻金となります。元本払戻金が生じたので個別元本は「11,000円-500円=10,500円」に減少します。
[2021年3月期]
「個別元本>分配落後基準価額」なので分配金800円のうち、700円が普通分配金、100円が元本払戻金となります。元本払戻金が生じたので個別元本は「10,500円-100円=10,400円」に減少します。
投信信託の収益分配金は20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)で源泉徴収されて支払われます。課税されるのは普通分配金の700円のみですから、源泉徴収税額は、

 700円×20.315%=142.205円
 (円未満切り捨て)142円

分配金の総額(普通分配金+元本払戻金)である800円から源泉徴収額を差し引いた金額が手取りとなります。

 800円-142円=658

したがって[2]が正解です。