FP1級 2022年9月 応用編 問55

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】
 Aさん(35歳)は、資産形成のために投資信託Yと投資信託Zについて長期保有するつもりで投資しており、さらに余裕資金を活用して上場株式への投資を検討している。
 Aさんは、東京証券取引所に上場している同業種のW社とX社について、〈W社とX社の財務データ〉を参考にして投資判断を行うつもりであるが、上場株式への投資にあたり、株式取引の基本的な仕組みを確認しておきたいと思っている。
 また、保有している投資信託について、〈直近1年間の投資信託Yと投資信託Zに関するデータ〉によるパフォーマンス評価を知りたいと思っている。なお、Aさんが保有する投資信託は、いずれも日経平均株価をベンチマークとするアクティブ運用の投資信託である。
 そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

〈W社とX社の財務データ〉(単位:百万円)
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〈直近1年間の投資信託Yと投資信託Zに関するデータ〉
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  • 投資信託Yおよび投資信託Zは、日経平均株価をベンチマークとするアクティブ運用の投資信託である。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問55

《設例》の〈W社とX社の財務データ〉に基づいて、次の①および②に答えなさい。〔計算過程〕を示し、〈答〉は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。

  1. W社の自己資本当期純利益率はいくらか。
  2. X社の使用総資本事業利益率はいくらか。

正解 

① 7.29(%)
90,000百万円1,300,000百万円-1,500百万円-63,500百万円×100
=7.29%(小数点以下第3位四捨五入)
② 2.26(%)
105,000百万円+1,500百万円+1,000百万円4,750,000百万円×100
=2.26%(小数点以下第3位四捨五入)

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

〔①について〕
自己資本当期純利益率は「当期純利益÷自己資本×100」で求めます。W社の当期純利益の額は90,000、自己資本の額は、純資産の額から「新株予約権」と「非支配株主持分」の2つを除いた「1,300,000-1,500-63,500=1,235,000」なので、自己資本当期純利益率は、

 90,000÷1,235,000×100=7.287…%
(小数点以下第3位四捨五入)7.29%

よって、正解は7.29(%)となります。

〔①について〕
使用総資本事業利益率は「事業利益÷総資本×100」で求めます。事業利益は、本業の収益である営業利益に金融収益を足した額です。金融収益とは、営業外利益のうち受取利息・受取配当金・その他投資利益等の合計です。

X社の事業利益は「105,000+1,500+1,000=107,500」、総資本(=総資産)は4,750,000なので、使用総資本事業利益率は、

 107,500÷4,750,000×100=2.263…%
(小数点以下第3位四捨五入)2.26%

よって、正解は2.26(%)です。