FP1級過去問題 2023年1月学科試験 問18
問18
株価が1,000円、期待成長率が3.8%、期待利子率(割引率)が5.0%の場合、定率で配当が成長して支払われる配当割引モデルにより計算した当該株式の予想配当として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、予想配当に端数が生じる場合は、円未満を四捨五入すること。- 12円
- 48円
- 52円
- 88円
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正解 1
問題難易度
肢166.0%
肢215.1%
肢314.2%
肢44.7%
肢215.1%
肢314.2%
肢44.7%
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
配当割引モデルは、1株当たりの配当金額と期待収益率を用いて理論上の株価を求める株式評価方法です。配当割引モデルには「定額配当(ゼロ成長)」「定率成長」「多段階成長」という3つのモデルがありますが、本問で問われているのは、毎年一定の割合で配当額が増加すると仮定した定率成長配当割引モデルです。定率成長配当割引モデルでは、以下の式で理論株価を求めます。理論株価=予想配当期待利子率-期待成長率
本問では、株価、期待成長率、期待利子率(割引率)が与えられているので、各値を式に代入して予想配当aを求めます。
1,000円=a円5%-3.8%
1,000円=a円1.2%
1,000円×1.2%=a円
a円=12円
したがって[1]が正解です。
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