FP1級過去問題 2025年1月学科試験 問22

問22

下記の〈A資産とB資産の期待収益率・標準偏差・共分散〉から算出されるA資産とB資産の相関係数として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、計算結果は小数点以下第3位を四捨五入すること。
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  1. 0.17
  2. 0.28
  3. 0.35
  4. 0.38

正解 3

問題難易度
肢18.1%
肢213.3%
肢373.1%
肢45.5%

解説

相関係数は、2資産間の値動きの関連度合いを表す値で1~-1の値をとります。共分散および標準偏差が明らかになっているとき、2資産の相関係数は以下の式で求めます。

 相関係数=共分散A資産の標準偏差×B資産の標準偏差

設問の値をこの式に当てはめると、

 9.804.75×5.859.8027.7875=0.35267…
(小数点以下第3位を四捨五入)0.35

したがって[3]が正解です。

※共分散を求める問題はFP検定での出題歴がないので、共分散の意味や求め方については割愛しています。出題の形と計算方法をセットで暗記しておくだけで十分です。