FP1級過去問題 2026年1月学科試験 問22

問22

金融派生商品(デリバティブ)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 大阪取引所における日経225先物やTOPIX先物の立会時間には、午前8時45分から午後3時45分までの日中立会と、午後5時から翌午前6時までの夜間立会(ナイト・セッション)がある。
  2. 大阪取引所における金標準先物および金ミニ先物は現物先物取引であり、先物取引の期限が到来した場合は金現物の受渡しにより取引が終了する。
  3. オプション取引は、将来の特定の時期に、特定の商品(原資産)を現時点で取り決めた価格で売買する権利(オプション)の取引であり、通常、原資産のボラティリティが低下すると、オプションのプレミアムは高くなる。
  4. クーポンスワップは、取引の当事者間において、将来の一定期間、同じ種類の通貨について元本を交換せずに金利のみを交換する取引であり、通常、金利変動リスクをヘッジする目的で利用される。

正解 1

問題難易度
肢141.7%
肢211.5%
肢310.1%
肢436.7%

解説

  1. [適切]。大阪取引所における指数先物・指数オプション(一部除く)の立会時間は、日中と夜間の2部構成となっています。日中立会は8時45分~15時45分、夜間立会(ナイト・セッション)は17時00分~翌6時00分です。夜間立会で成立した取引は、翌営業日の取引として扱われる仕組みとなっており、投資家が国内外の市場動向に合わせて取引できる柔軟な取引環境が提供されています。
  2. 不適切。金標準先物は「現物先物取引」で、最終決済方法は金現物を受け渡す「受渡決済」によります。一方、金ミニ先物の最終決済方法は「現金決済先物取引」であり、最終清算数値で差金決済が行われるため現物の受渡しはありません。
  3. 不適切。ボラティリティ(価格変動の大きさ)が高い場合、原資産の価格が大きく動く可能性が高くなります。価格が大きく動けば利益を得られる可能性も高くなるため、コール/プットのどちらについてもプレミアムは高くなります。逆に、ボラティリティが低い場合は価格の変動が小さくなるため、利益を得られる可能性も小さくなり、プレミアムは安くなります。
  4. 不適切。クーポンスワップは、クーポン(利息)・スワップ(交換)という名称のとおり、一定期間にわたって異なる通貨の利息部分だけを交換する取引です。同じ通貨同士の異なるタイプの金利(固定と変動など)を交換する取引は、金利スワップと言います。
したがって適切な記述は[1]です。