FP1級過去問題 2026年1月学科試験 問41
問41
下記の〈条件〉に基づく不動産投資におけるDSCR(借入金償還余裕率)として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、収入は年間の空室率を20%として計算し、記載のない事項については考慮せず、計算結果は小数点以下第3位を四捨五入すること。
〈条件〉
〈条件〉
- 投資物件
- 賃貸アパート(全12戸)
- 投資額
- 2億円(自己資金:8,000万円、借入金額:1億2,000万円)
- 賃貸収入
- 月額家賃15万円(1戸当たり)
- 運営費用
- 年間380万円(借入金の支払利息は含まれていない)
- 借入金返済額
- 年間900万円(元利均等返済、返済期間20年)
※1年目の内訳 元金部分390万円 利息部分510万円
- 0.92
- 1.50
- 1.92
- 1.98
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正解 2
問題難易度
肢14.1%
肢261.8%
肢319.5%
肢414.6%
肢261.8%
肢319.5%
肢414.6%
分野
科目:E.不動産細目:8.不動産の証券化
解説
DSCR(借入金償還余裕率)は、借入金返済の安全性を測る指標であり、次の式で計算します。値が大きいほど返済に余裕度があるとされ、目安として1.2以上が望ましく、1.0を下回る場合は要注意とされます。DSCR=NOI÷元利金返済額
NOIは正味利益や純収益とも呼ばれ、賃貸収入から管理費等を差し引いた金額です。管理費には支払利息、税金支払い、減価償却費を含めません。本問では、全12戸の賃貸アパートで1戸当たりの賃貸収入が月15万円、運営費用が年380万です。ただし、設問の空室率が20%という条件より、全戸数から20%を減じた「12戸×(1-20%)=9.6戸」を平均入居戸数として計算する必要があります。
NOI=(15万円×9.6戸×12月)-380万円=1,348万円
借入金返済額は元利合計で年間900万円なので、DSCRは、
1,348万円÷900万円=1.497…
(小数点以下第3位を四捨五入)1.50
したがって[2]が正解です。
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