FP1級 2026年5月学科試験 問18

問18

投資信託の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 外貨建MMFは、主に外国の格付の高い公社債やコマーシャルペーパー等を投資対象として運用される外貨建ての投資信託であり、所有期間中に運用管理費用(信託報酬)が発生するが、解約時に解約手数料や信託財産留保額は徴収されない。
  2. MRFは、安全性の高い国内外の公社債や短期の金融商品を投資対象として運用される投資信託であり、購入後はいつでも解約することができるが、購入日から解約日の前日までの日数が30日未満の場合は、信託財産留保額が徴収される。
  3. ファンド・オブ・ファンズは、複数の投資信託を主要な投資対象とする投資信託であり、投資信託約款において、株式や債券などの個別銘柄の組入比率を50%未満とする旨の記載があるものをいう。
  4. ファミリーファンド方式の投資信託では、投資家がマザーファンドを購入することにより集まった資金を、国内外の株式や債券等を投資対象とする複数のベビーファンドに振り分けて運用が行われる。

正解 1

問題難易度
肢158.8%
肢211.3%
肢310.7%
肢419.2%

解説

  1. [適切]。外貨建てMMFは、外貨建ての格付の高い公社債、コマーシャルペーパー(CP)などの短期の金融商品を投資対象とする公社債投資信託です。保有中の運用管理費用のみ発生し、購入時手数料や解約時手数料、信託財産留保額はかかりません。
    外貨建MMFは、主に外国の格付の高い公社債やコマーシャルペーパー等を投資対象として運用される外貨建ての投資信託であり、株式は投資対象とされない。2025.1-17-4
  2. 不適切。MRF(マネー・リザーブ・ファンド)は、信用度が高い公社債やコマーシャルペーパー等を投資対象とする証券総合口座専用のオープン型公社債投資信託です。証券総合口座内の待機資金を運用・精算される仕組みとなっており、株式等の購入時には自動的に解約され、売却代金は自動的にMRFで運用されます。購入手数料や運用・解約の手数料は一切かかりません。
  3. 不適切。ファンド・オブ・ファンズは、複数の投資信託への投資を目的とするファンドです。組み入れる資産は、原則として、約款または投資法人規約に定めた投資信託証券の範囲に限定されており、株式や債券などの個別銘柄に直接投資することはできません。
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    ファンド・オブ・ファンズは、複数の投資信託を主要な投資対象とする投資信託であり、投資信託約款において、株式や債券などの個別銘柄の組入比率を50%未満とする旨の記載があるものをいう。2020.1-16-1
  4. 不適切。マザーファンドとベビーファンドの役割が逆です。ファミリーファンド方式は、投資家がまず「ベビーファンド」と呼ばれる投資信託に資金を預け、その資金が「マザーファンド」にまとめて投資される仕組みです。マザーファンドでは、集めた資金を株式や債券などで実際に運用します。同じ運用戦略の複数のファンドを一つに集約することで、コスト削減や効率的な運用が期待できます。
    ファミリーファンド方式の投資信託では、投資家がマザーファンドを購入することにより集まった資金を、国内外の株式や債券等を投資対象とする複数のベビーファンドに振り分けて運用が行われる。2025.1-17-1
したがって適切な記述は[1]です。