FP1級 2026年5月学科試験 問19

問19

以下の表に記載されている割引債の1年複利計算による最終利回り(空欄①)と固定利付債の単利計算による最終利回り(空欄②)の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。なお、税金や手数料等は考慮せず、計算結果は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入すること。
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  1. ① 1.55  ② 1.36
  2. ① 1.63  ② 1.36
  3. ① 1.55  ② 1.38
  4. ① 1.63  ② 1.38

正解 3

解説

〔①について〕
割引債とは利子が支払われない代わりに、額面金額から一定額を割り引いた金額が発行価格となるもので、その現在価値は、将来価値(額面100円)に複利現価率を乗じたものとなります。つまり、購入単価、償還価格(100円)、利回り(r)、残存年数の間には次の関係が成り立ちます。

 購入単価×(1+r)残存年数=100円

割引債の穴埋め問題では、取得単価を求める問題と最終利回りを求める問題がありますが、どちらも上記の式で対応可能です。本問では残存期間8年の最終利回り(r)を求めたいので、

 88.42×(1+r)8=100
 (1+r)8=100÷88.42
 (1+r)8=1.130965…
(8乗根を求めたいので電卓の√を3回押して)
 1+r=1.015502…
 r=0.015502…=1.550…%
(小数点以下第3位を四捨五入)1.55%

※割引債券については電卓の√で対応できる年数(2年・4年・8年)しか出題されていませんが、もし3年とか5年で問われた場合、選択肢の利回りで「購入単価×(1+r)残存年数」を計算してどちらが100円に近いかで正解を判別するしかありません。

〔②について〕
固定利付債券の利回りは次の式で求めます。
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表の値を式に代入すると、

 1.08+(100-98.85)/498.85×100
1.08+0.287598.85×100
1.367598.85×100=1.384…%
(小数点以下第3位を四捨五入)1.38%

したがって[3]の組合せが正解です。