2021年5月第27問  一時所得について

MRIさん
(No.1)
第27問
居住者であるAさんの2022年分の各種所得の金額が下記のとおりであった場合の総所得金額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとし、▲が付された所得金額は、その所得に損失が発生していることを意味するものとする。
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【解答一部抜粋】
②臨時グループ
一時所得の180万円
次に第二次通算として、臨時グループの180万円から経常グループの▲30万円を差し引きます。

  180万円-30万円=150万円

損益通算後に残ったのは一時所得の150万円のみです。一時所得は総収入金額に算入する際に1/2にするので、総所得金額は、

  150万円×1/2=75万円

したがって[4]が正解です。


一時所得の特別控除は必要ないですか?
総所得だからでしょうか?通算するタイミングが違うのでしょうか?
初歩的なことだとは思うのですが、教えていただきちいです。
2023.12.26 19:12
さんたろうさん
(No.2)
私も同様な質問をこのサイトで行なったことがあります。
設問に1次所得とある場合は50万円の控除が行われた後の金額とのことです。
決まりごとのようです。
管理者からは度々あると、コメントいただきました。
2023.12.26 22:23
管理人
(No.3)
さんたろうさんのご投稿のとおりで、設例に一時所得の金額とある場合には、それは既に特別控除額を差し引いた後の金額であることを示しています。

特別控除額を差し引く計算が必要なのは、一時所得に係る収入金額と支出金額が与えられているときに限られます。

参考・所得税法34条2項
一時所得の金額は、その年中の一時所得に係る総収入金額からその収入を得るために支出した金額(中略)の合計額を控除し、その残額から一時所得の特別控除額(五十万円)を控除した金額とする。
2023.12.26 23:35
MRIさん
(No.4)
ありがとうございます!

事業所得の金額が青色申告特別控除後の金額の様に、
一時所得の金額も特別控除後の金額なんですねー!

勉強になります!!ありがとうございました!
2023.12.27 17:39

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