FP1級過去問題 2015年1月学科試験 問22

問22

国内取引所に上場している日経225オプション取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 日経平均株価を原資産とするオプション取引であり、大阪取引所に上場されている。
  2. 満期日までの期間中、いつでも権利行使することができるアメリカンタイプである。
  3. オプション価格の1,000倍の価額を1枚として、枚数単位で取引される。
  4. 原則として、各限月の第2金曜日が特別清算指数算出日(SQ日)となり、その前営業日までに反対売買されなかった建玉は特別清算指数(SQ)によって自動決済される。

正解 2

問題難易度
肢119.4%
肢246.1%
肢319.4%
肢415.1%

解説

  1. 適切。日経225オプションとは、将来において、日経平均株価指数をあらかじめ定められた価格で「買う権利」または「売る権利」のことで、大阪取引所に上場されています。
    日経225先物は、日経平均株価(日経225)を原資産とする先物取引であり、大阪取引所に上場している。2024.1-20-1
    日経225先物取引は、日経平均株価(日経225)を原資産とする先物取引であり、大阪取引所に上場している。2022.1-21-1
  2. [不適切]。日経225オプション取引は、オプション権利の行使がSQ算出日(あらかじめ定められた期日)にのみ自動的に行われる、ヨーロピアンタイプを採用しています。アメリカンタイプは、行使期間中いつでも行使可能なタイプです。
  3. 適切。日経225オプション取引の取引単位は、プレミアムの1,000倍が1単位(1枚)となります。
  4. 適切。日経225オプションは、一定の期日・期間内における取引であるため、各限月の第2金曜日が特別清算指数算出日(SQ日)となり、その前営業日までに保有している建玉は特別清算指数(SQ)で強制決済されます。
    株価指数先物取引の取引最終日は、原則として、各限月の第1金曜日(SQ日)の前営業日となり、取引最終日までに反対売買で決済されなかった建玉は、最終清算数値(SQ値)により決済される。2023.5-21-4
    日経225先物取引の取引最終日は、原則として、各限月の第2金曜日(SQ日)の前営業日となり、取引最終日までに反対売買で決済されなかった建玉は、最終清算数値(SQ値)により決済される。2022.1-21-4
したがって不適切な記述は[2]です。