FP1級過去問題 2020年9月学科試験 問2

問2

公的介護保険(以下、「介護保険」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 被保険者が初めて要支援認定を受けた場合、当該要支援認定は、その申請のあった日に遡ってその効力を生じ、その有効期間は、原則として1年間である。
  2. 第2号被保険者が介護サービスを利用した場合の自己負担割合は、当該被保険者の所得の額の多寡にかかわらず、原則として1割である。
  3. 被保険者が介護サービスに要した1カ月の自己負担額が一定の上限額を超えた場合は、所定の手続により、高額介護サービス費の支給を受けることができる。
  4. 介護保険において、特定疾病に該当するがんは、医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限られる。

正解 1

問題難易度
肢158.6%
肢222.7%
肢35.4%
肢413.3%

解説

  1. [不適切]。要介護/支援認定は、その申請のあった日に遡ってその効力を生じます(介護保険法27条8項)。有効期間は介護認定審査会が申請ごとに定めることになっており、新規認定の有効期間は原則として6カ月間となっています(介護保険法規則52条)。
  2. 適切。介護サービスを利用した場合の自己負担割合は、第2号被保険者(40歳以上65歳未満)の場合、得ている所得の額にかかわらず原則1割になります。第1号被保険者の場合は、所得の額に応じて1割から3割の自己負担となります。
  3. 適切。介護サービスに要した1カ月の自己負担額が所得に応じた上限額を超えた場合に、所定の手続により高額介護サービス費として、その超えた金額について払戻しを受けることができます(介護保険法51条)。
  4. 適切。2020年現在、介護保険法では16種類を特定疾病として定めています。がんについては、医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。という条件が付いています(介護保険法2項1号)。
したがって不適切な記述は[1]です。