FP1級過去問題 2025年9月学科試験 問14

問14

自動車損害賠償責任保険(以下、「自賠責保険」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。
  1. 交通事故の加害者が契約している自賠責保険の保険会社と任意の自動車保険の保険会社が異なる場合、被害者は、任意の自動車保険の保険会社に請求することにより、自賠責保険の保険金を含めて保険金が支払われる一括払制度を利用することができる。
  2. 交通事故の被害者および加害者は、加害者が契約している自賠責保険の保険会社に治療費などの当座の費用として仮渡金の支払を請求することができ、その金額は、被害者の傷害の程度に応じて5万円、20万円、40万円である。
  3. 自賠責保険の保険金の支払において、交通事故の被害者に重大な過失があり、被害者の過失割合が7割以上となる場合、原則として、損害額が保険金額に満たないときは損害額から、保険金額以上となるときは保険金額から、所定の割合による減額が行われる。
  4. 自賠責保険では、複数台の自動車による事故において、共同不法行為により他人の身体に損害を与えた場合、加害者それぞれの自賠責保険に係る保険金額を合算した金額が保険金の支払限度額になる。

正解 3

解説

この問題に対する解説はまだありません。