FP1級過去問題 2014年1月学科試験 問16

問16

景気動向指数に採用されている経済指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 総務省が公表する家計消費支出は、家計が1カ月間に行った消費の前年同月比割合を示す指標であり、景気動向指数の遅行系列に採用されている。
  2. 国土交通省が公表する新設住宅着工床面積は、住宅の建築着工状況を集計した指標であり、景気動向指数の一致系列に採用されている。
  3. 厚生労働省が公表する有効求人倍率は、月間有効求人数と月間有効求職者数を基に算出され、景気動向指数の一致系列に採用されている。
  4. 厚生労働省が公表する常用雇用指数は、「毎月勤労統計調査」の雇用者数を指数化したもので、景気動向指数の遅行系列に採用されている。

正解 2

問題難易度
肢18.8%
肢276.1%
肢38.1%
肢47.0%

解説

景気動向指数の「先行系列」「一致系列」「遅行系列」の別は以下のとおりです。
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  1. 適切。家計消費支出は、家計が1カ月間に行った消費の前年同月比割合を示す指標であり、景気動向指数の遅行系列に採用されています。
  2. [不適切]。一致系列ではありません。新設住宅着工床面積は、国土交通省の建築着工統計調査の中で発表される指標であり、建築基準法に基づき建築主から都道府県知事に提出された建築工事届のうち新設住宅の床面積を合計したものです。新設住宅着工床面積は、購買意欲の表れとして景気動向指数の先行系列に採用されています。
    国土交通省が公表する新設住宅着工床面積は、住宅の建築着工状況を集計した指標であり、一致系列に採用されている。2021.9-16-3
    国土交通省が公表する建築着工統計における新設住宅着工床面積は、景気動向指数の先行系列に採用されている。2017.1-16-1
  3. 適切。有効求人倍率は、有効求職者数に対する有効求人数の割合で、景気とほぼ一致して動く一致系列に採用されています。
    厚生労働省が公表する一般職業紹介状況は、公共職業安定所における求人、求職、就職の状況をとりまとめた統計であり、この統計における新規求人数が景気動向指数の一致系列に採用されている。2020.9-16-2
  4. 適切。常用雇用指数は、毎月勤労統計調査の中で発表される指標であり、1カ月を超える期間を定めて雇用されている雇用者数を指数化したものです。景気動向指数の遅行系列に採用されています。
したがって不適切な記述は[2]です。